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八ヶ岳高原だより 2026年10月号
いつも八ヶ岳を望みながら仕事をしていますが、なかなか登る機会がありませんでした。
この夏初めて、事務所から一番間近に見える編笠山と権現岳に、1泊2日で登ることが出来ました。
編笠山は、下から見上げるとその名の通り、編み笠を被ったようになだらかに見える山ですが、
実際に登ってみると、始めのうちは緩やかな登りですが、森林限界を超えて展望が開けるころには、
登山道は急斜面になり、足元はガレ場といって小さい石ころが転がっていて、
注意しないと足を踏み外して捻挫する危険がある、結構ハードな山でした。
慎重に歩いて頂上に着くと、360 度の大パノラマが広がり、富士山をはじめ、
南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで俯瞰できました。
相棒である従兄と登る時は、雨が多いのですが、
この日は珍しく快晴で、かわいらしい高山植物にであえました。
翌日は雨の予報でしたが、ちょっと無理をして権現岳まで足を延ばしました。
権現岳は中世から信仰の対象とされ、修験道の霊場になっていて、
山頂のすぐ下には、檜峰神社と呼ばれる石の祠があり、鉄の鉾も建てられています。
こちらの頂上も、青い夏空と吹き渡る風が心地よく、
リュックに詰めた桃缶を開けて食べると、これが甘くておいしく、疲れた身心に沁みました。
宿に着いたときには足がガクガクでしたが、
山小屋のスタッフの、豆からひいたコーヒーをいただきホッとできました。
青年小屋は玄関に赤ちょうちんがぶら下がっており、
街から遠い飲み屋として居酒屋ばりにボトルキープをされている人がたくさんいらっしゃいました。
翌日は朝から土砂降りで、台風の影響もあり滝のような登山道を3時間ひたすら下って、
登山口に着くころには全身びしょ濡れになりました。
冷え切った体を、日帰り温泉のお湯で温め、ゴクラク気分で楽しい山行を締めました。



